古くから私たち日本人の暮らしの中に息づき、親しまれてきたお茶。しかしこのお茶も生活の合理化や多様化、それに対応した近代農法の進展の中で、本質の忘れられたものになりつつあるのではないでしょうか。
少しでも早く見かけの良いお茶をつくろう、少しでも生産性を上げようとして農薬や化学肥料を大量に使う─── それが近代農法というものの一つの姿でした。
昭和50年より行っている当園の完全無農薬の栽培は、そうした現状に対する反省と危機感から始まったものです。
より安全で、よりおいしいお茶をつくるため、先人が築き伝えた自然な栽培に回帰し、何よりも自分自身が本当に納得できるお茶をつくる───今後も、そうした姿勢を茶づくりの信条として行きます。